住居を購入しようと決断した際に、多くの人が迷うのがマンションにするか一戸建て住宅にするかです。それぞれにメリットデメリットが存在しますので、まずはそれらについてよく知っておく必要があります。
たとえば住居の維持管理に関する方法の違いです。一戸建て住宅は建物や設備が劣化した際は自己負担で修繕、取り換えをおこなわなければなりませんが、マンションの場合は共用部分の消耗品の交換や清掃などは管理者が行いますので手間がかかりません。ただしマンションの場合、管理費や将来の大規模修繕に備えるための積立金などを毎月支払う必要があり、住宅ローンとは別の出費を覚悟しなければなりません。
また一戸建て住宅の場合はリフォームも自由におこなえますが、マンションの場合は立て替える場合などに居住者の同意が必要になり大変です。さらに一戸建て住宅ではペットを飼うことも自由ですが、マンションの場合が規制があるところも多く、小さなお子様などがいる家庭では騒音にも気を使います。
購入にかかる費用だけで比較すれば、住民の共有部分が多いマンションのほうが安い価格で立地条件の良い場所に住居を手に入れることができます。ただし権利関係については一戸建て住宅のほうがシンプルですので、売買や賃貸を自由に行うことができます。住居選びはれらの特徴をよく考慮したうえで、それぞれのライフスタイルや価値観に合った選択をすることが大切です。